クレーン付トラックを購入する場合の多くは、シャシーはトラックメーカー（ディーラー）、ボデーはボデーメーカー、クレーンはクレーン業者といったように、各分野ごと業者へそれぞれ依頼するのが一般的な流れです。一方、当社では、「トラック・ボデー・クレーンは一体であるべき」との思想から、原則としてトラックディーラーから当社がシャシーを買い上げた上で、ボデー製作、クレーンの取り付けまでを自社一貫で行い納品するスタイルを採用しています。
これにより、丸太の積み降ろしや運搬など重量物を扱う原木運搬車において最適なシャシ選択、ボデーの製作、クレーンの選定・輸入架装まで全工程をワンストップで対応し、使いやすさ、壊れにくさ、運転しやすさで圧倒的な優位性を実現しています。

とことん顧客視点でモノづくりの本質を考えることで、これまでに誰も実現することのできなかった、バック自在の牽引装置（「HIRAKU式フルトレーラー」）をリリース。従来では操作の難しさゆえに普及していなかったフルトレーラーを誰でも乗りこなせるような牽引装置を開発。人材不足が進む林業や運送業を救う発明として注目を集めました。
日本及びヨーロッパで特許を取得したほか、国内における発明賞などを複数受賞しています。また、その他にも当社のボデー製作、クレーン架装の細部にまで、他社には真似できない当社独自の製作・架装ノウハウ・特許技術が詰まっており、開発力で業界に革新を起こし続けています。

当社が製造する原木運搬用トラックボデーには、そのほとんどの部材に過去から「スウェーデン鋼」と呼ばれている、Strenx（ストレンクス）高張力構造用鋼板及びHardox（ハルドックス）耐摩耗鋼板が採用されています。
特にこのStrenx（高張力構造用鋼板）は、高い引張強度と靭性（粘り強さ）により原木運搬という過酷な用途に耐え、且つ普通鋼板と比べ板厚の肉薄化が可能となり、車両の軽量化に大きく寄与しています。